行動することの意味—三島由紀夫の「行動学入門」に学ぶモチベーションとは

ゼロワンジムのしょうやです。
冬になると、どうしてもフィットネスへのモチベーションが下がりやすくなりますね。

厚着の季節には、夏のように肌を見せる機会が減り、「ダイエットしなきゃ」という気持ちも薄れがちです。
また、冬場は「フィットネス閑散期」とも呼ばれ、トレーニングに対する目的を見失いやすい季節です。

三島由紀夫氏の『行動学入門』を最近読み非常に示唆に富んだ内容でしたので、
今回は行動をモチベーションに絡めて共有していきたいと思います。

行動学入門では、
「行動とは常に目的があり、それに向かって行動するものだ」と述べられています。

つまり、目的がなければ行動は生まれず、行動のないところにモチベーションも存在しないのです。

行動とは何か?トレーニングを例にして

たとえば、スクワットをするときを考えてみましょう。

バーベルを担ぎやすい位置にセッティング
手幅を決めて握る
僧帽筋にバーベルを乗せる
そしてラックアップし、一歩後退してスタンスを決め、ゆっくりとしゃがんでいく。

この一連の流れには「スクワットをする」という明確な目的があり、
それに基づいて行動がなされています。

ラックアップした段階で突然「あ、やっぱりベンチプレスをしよう!」
と移行することは不可能です。
スクワットをするという目的があるからこそ、それに向けての行動が成り立つのです。

行動は時間がかかるか?三島の視点から見る行動の面白さ

三島は、行動それ自体には時間がかからないとも述べています。
この考え方もまた興味深いものです。
例えば、スクワットという動作そのものは、セッティングからバーベルを担ぎ、しゃがむまで、どんなに長くても3分もかかりません。

しかし、そのスクワットができるようになるまでには、
多くの人がさまざまな葛藤や迷いからジム入会を中々決断できない。
いざセルフジムに行ったら、ガチ勢の雰囲気に萎縮して通うのを断念してしまうこともあるかもしれません。


それを乗り越えてようやく「ここなら続けられそう」と決意し、パーソナルジムで指導を受け、ようやくスクワットが満足にできるようになるまでに膨大な時間がかかることがあるのです。

しかし、実際に行動としてのスクワットに要するのはほんの数分です。
行動を起こすまでに迷いや葛藤があっても、実際の行動自体にはそれほど時間がかからないのです。

ここに行動の面白さが隠れています。

冬に行動が途絶えやすい理由を行動学から考察する

冬にトレーニングのモチベーションが下がりやすい理由を行動学から解釈すると、

「行動する理由を失っている」ことが挙げられます。

たとえば、夏には肌を見せる服を着ることが目的となり、ダイエットやトレーニングの動機が明確です。
しかし、冬は厚着になり、目に見える目的が薄れてしまいます。

また、季節の移り変わりや一時的な目標の達成感から、
「ダイエットはもういいか」
と感じやすくなることもあります。
つまり、目的を見失うことで、行動をすること自体が難しくなるのです。

これからトレーニングを始めたい人へ—行動を起こすためのアドバイス

行動を始めるには、まずその目的をハッキリとさせることが大切です。

  • 「痩せたい」
  • 「運動習慣をつけたい」
  • 「筋力をつけたい」
  • 「生活リズムを整えたい」

このような目的を持つことで、行動に一貫性が生まれます。
三島が言うように、行動には必ず肉体が伴います。
どんなに思考を巡らせても、最終的には体が動き出さなければ何も始まりません。
ジムに行くかどうか、
トレーニングをするかどうか迷う気持ちはあっても、
その迷いを超えて実際に一歩を踏み出さない限り、行動には至らないのです。

モチベーションが下がっている人へ—小さな行動から始めよう

もし、現在モチベーションが下がっていると感じているなら、
まずは「相談する」という小さな行動から始めてみましょう。
友達や家族に今の気持ちを話してみたり、ジムのトレーナーに相談してみたりするのも良い手ですね。
自分の思いを誰かと共有するだけでも、次の行動へのきっかけになります。

ひとりで抱え込まず、周りの人に自分の状態をシェアすることで、新しい視点やサポートが得られることも多いです。

どんなに小さくても行動を起こせば、そこからモチベーションが生まれ、また次の行動へとつながっていきます。
まずは、今の気持ちを伝える行動から始めてみましょう。

ゼロワンジムでの行動を習慣化するために

ゼロワンジムでは、目的に沿った具体的なトレーニングプランが組まれているため、迷わず行動を起こせる環境が整っています。

少人数制のセミパーソナル指導により、トレーナーが適切な手順をサポートしてくれるので、目的に向かって一貫したトレーニングがしやすいです。

また、45分の予約制プログラムなので、ジムに足を運べば自然と集中して運動ができます。

会員様の声から分かる行動の積み重ね

ゼロワンジムに通う会員様からも、「行動することの大切さ」を感じさせる声が寄せられています。

「在宅勤務で一日中人と話さない日が続くと、つい気持ちが沈みがちになってしまいます。ゼロワンに来ることで、トレーナーさんや他の会員さんと会話ができ、気分がリセットされます。行動を起こしてジムに行くことで、自分に小さな変化をもたらし、気分も前向きに保てています。」

「朝起きるのが苦手な私も、ゼロワンで朝9時の予約を入れることで、行かざるを得ない状況を作っています。毎朝一歩踏み出すことで生活のリズムが整い、行動の習慣ができてきました。」

行動とは、目的に向けた一貫した動きであり、そこには意志の力が働きます。
寒い季節だからこそ、この冬、目的を持ってジャンパーを羽織り一歩外に踏み出してみませんか?

行動に移せば空の色はきっと変わって見えますよ😄

行動学入門
ゼロワンジム稲田堤とは

ゼロワンジム稲田堤は、少人数制セミパーソナル型トレーニングジム。初心者や女性にも優しい、稲田堤で最も『継続』できる定額通い放題制セミパーソナルジムです。

ゼロワンジム稲田堤
定額通い放題制セミパーソナルジム
神奈川県川崎市多摩区菅2-2-8 1F
JR南武線 稲田堤駅 徒歩1分
京王相模原線 京王稲田堤駅 徒歩3分
平日:9:00~22:00
土日祝:9:00~17:00
定休日:火曜日

この記事を書いた人

山口翔矢

山口翔矢

1992年1月22日生まれ
ジム経営、ボディビルダー、トレーナー、モデル。前職のゼネコンを退職しトレーナー業に転職し2022年登戸でセミパーソナルジムを開業。モデルやインフルエンサーとしても活動。